久しぶりに北九州市立美術館に行ってきました。初めて来たのは、多分高校1年生の頃。父に連れてきてもらった思い出の美術館です。その時は帰りにデパートに寄って、ベレー帽を買ってもらった記憶があります。独身時代は何回か来ていたのですが、結婚して茨城県に住んでからは遠ざかっていました。また福岡県に戻ってきたので、これからはまた来ることができます。
建てられて、もう50年になるそうです。全然古さを感じさせないデザインです。
桜が咲いていました。11月なのに、珍しいと思って近づいてみました。
「四季桜」でした。
設計者は、大分出身の磯崎新氏です。建築界のノーベル賞と言われる米プリッカー賞を2019年に受賞され、日本人としては8人目だそうです。その外観から、「丘の上の双眼鏡」という愛称を持つとか。よく分かります。
中に入っていきます。
エントランスホールは三層吹抜です。
こちらは左側。
こちらは右側です。正面の階段を上がっていきます。
窓の外には、絵画のような美しい林が広がっていました。
不思議なオブジェも置かれていました。
三階からエントランスを見下ろしてみました。吹抜の向かい側には、ザリガニのようなオブジェが見えました。
階段を下りて、「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」の展示コーナーに向かいます。ラファエロ、エル・グレコ、ルーベンス、ベラスケス、ルノワールもありました。
レオナルド・ダ・ヴィンチの師匠ヴェロッキオの作品。幼児キリストを礼拝する聖母「ラスキンの聖母」
写真撮影はフラッシュやオートフォーカスを使わないなら可能でしたが、平日にもかかわらず入場客が多ったこともあり、なかなか上手く撮れませんでした。
こちらはラフェエロの「魚の聖母」のための習作です。
レンブラントの「ベッドの中の女性」
ベラスケスの「卵を料理する老婆」
ミレイの「古来比類なき甘美な瞳」どの絵も素晴らしかったです。
出口近くのフォトスポットです。
館内のレストランで一息。ケーキセットを頼みました。正面側の街並みが見える場所でも、奥側の緑の木々が見えるテーブルでも、どちらからも良い眺めでした。
オペラのケーキにしました。
公共建築百選に選ばれていました。
高台にあるので、街並みが一望できます。四季桜も見えます。
こちらは正面の景色です。
こちらは右側の景色です。
エスカレーターを降りていくところです。
見えにくいですが、左側奥には海も見えました。
また是非来たいです。
茨城県に住んでいる時、水戸市にも何回か行ったことがあるのですが、水戸芸術館も磯崎新氏の設計だということが今回わかりました。水戸市街を車で通っていると、キラキラ光るジグザグのタワーが目に入って、水戸のランドマークになっていました。水戸市政100周年を記念して開館し、塔の高さも100メートルなので、目立つはずです。
ランチは千草ホテルで。一度来てみたかった所です。サラダバイキングもあって、美味しかったです。美術館で提供されたケーキも、このホテルのものでした。
長いブログ、最後まで読んで頂き、ありがとうございます。