2013年に訪れた熊野古道、前回のブログはごはん日記でしたが、好評だったので今回もう一度詳しく紹介したいと思います。
まずは登山口、大門坂です。ここから登っていきました。初心者コースだそうです。
平安衣装は大門坂茶屋でレンタルすることが出来ます。せっかく訪れたので、衣装を借りて記念撮影。左は妹です。道の両脇が見えにくいですが、樹齢約800年の夫婦杉の大木です。
衣装を返却して、どんどん登っていきました。
気持ち良い景色ですが、ひたすら登っていきます。
かなり登ってきました。もう少しです。
鳥居に着きました。
熊野那智大社です。
大きな樟(くす)がありました。平重盛の手植えの樟と書かれています。樹齢は約800年です。
こちらは那智山青岸渡寺です。西国三十三か所巡礼の一番札所だそうです。
那智の滝が遠くに見えました。
望遠でもう一度。ここで記念撮影。プロのカメラマンもスタンバイ。「那智の滝」は銚子口(落ち口)の岩盤に切れ目があって、三筋に分かれて流れ落ちることから「三筋の滝」とも呼ばれていたそうです。ここからだと銚子口がよく見えます。
お店の前で梅ジュースを一気に飲んで一息入れました。
お店の前からの景色です。ここから下に降りていきました。
朱色が綺麗な三重の塔です。さらに奥の那智の滝を目指します。
滝が見えてきました。
工事中でしたが、滝の迫力は十分伝わりました。しぶきみたいなのがかかったような記憶があります。那智の滝は、熊野那智大社の別宮、「飛瀧神社」のご神体でもあります。日本三大名滝の一つです。
見上げるとかなりの高さでした。日本一の落差、133m、納得です。
勝浦に到着。港に向かいます。
ここから船に乗ってホテルに行きます。
夕食です。
仲居さんがあわびを焼いて切ってくださいました。
翌朝、部屋からの眺めも良かったです。
朝から神倉神社にお参りしました。天磐楯(あまのいわたて)と書かれていました。
ここから階段を登っていきます。
入り口は、まだそんなに急な階段ではなかったのですが・・・
途中からものすごく急な階段が続きました。538段あります。ここはあともう少しのところです。
「コトビキ岩」です。「コトビキ」とは、この土地の言葉で「ヒキガエル」の意味だそうです。ちょっと離れてみると、そんな感じもします。この岩は巨大でした。
熊野の神様が熊野三山よりも先にこの岩に降臨されたと伝わっています。熊野三山とは、熊野速玉大社、熊野那智大社、熊野本宮大社の三社を総称した呼び名です。
お参りした後、振り返ると遠くまでよく見えました。
野生の猿も道中で見ました。毎年2月6日に、この急勾配の階段を一気に駆け降りる火祭り(御燈祭り)があるそうです。タイムを競うそうです。もうタイムは忘れてしまいましたが、そんなに早くこの階段を下りられるのかと驚いた記憶があります。何段か抜かして転がり落ちるくらいの感じで駆け降りないと出ないタイムだと思いました。
次は速玉神社に向かいます。熊野のタクシーの運転手さんが色々教えてくださいました。先達という言葉は、一般には技芸、修行などの先輩をいい、また諸山の参詣者の道案内者を指しますが、平安末期から熊野先達が有名になったようです。この時は、タクシーの運転手さんに案内していただいて本当に助かりました。私たちだけでは、三社巡りが精一杯で、「神倉神社」までお参り出来なかったと思います。運転手さんは西国三十三か所巡礼の大先達と書かれた名刺を持たれていました。
ご神木の「梛(ナギ)の木」です。樹齢は約千年。日本で一番古いナギの木です。タクシーなので、どんどんお参りして次に向かいます。
熊野本宮大社です。ここから先は写真撮影禁止です。前日の那智大社、この日の速玉神社、熊野本宮大社で三社参りが終了です。
日本サッカー協会のシンボルマークにもなっているヤタガラス。3本足ですが、熊野では神の使者と言われているのです。神武天皇が熊野の山野で迷われた時、ヤタガラスが道案内したと書かれていました。ちょっとカラスに対するイメージが変わりました。
多羅葉(たらよう)のご神木の下に、黒いヤタガラスポストが設置されています。多羅葉の木は、葉の裏に爪などで文字を書いたことが葉書の語源となりました。次は大鳥居に向かいます。
大鳥居の高さは34mと、かなりの迫力でした。7年前のゴールデンウィークに訪れたので、かなり忘れてしまいましたが、行けて良かったです。
最後は美味しい勝浦のまぐろを頂きました。
長いブログ、読んで頂き、ありがとうございました。
最後は別の話になりますが、最近、茨城県のお友達からマスクが届きました。以前、パタンナーをしていて、今も時々頼まれて洋服等作っているとのことです。今回、マスクを作って送ってくれました。鼻のところにワイヤーも入ってて、ぴったりフィットします。さすがです。これを着けて出かけるとテンションが上がります。感謝の気持ちでいっぱいです。